かがみの孤城(辻村深月)を読んだ感想

あー、泣いた。最初っから「ズーン……」というピアノの超低音が鳴ってそうな、胃の底にドロドロした物が溜まってるみたいな重い内容で、しかもなまじ現代設定のファンタジー故に、後半まで「これ、ちゃんと救われてくれないと辛すぎなんだけど……」と思っていましたが、キレイに落としてくれました。

ネタバレは書かない主義ですが、最後は自分の想像を二回り超えてくれました。気持ちよかった。「うんうん、良かったね。なるほどねー。……。は?それはちょっと考えてなかった。うーっ、ちょっとまってよ、まだ涙が止まってないんですけど!」といった具合。ファンタジーな内容だったので、あんまり考察するような小説ではなく、それも感動させる要因だったのかもしれない。

とにかく、すっきり。あぁ、読んで良かったと思う本なのでおすすめです。本屋大賞はハズレがないからいいですね。

さて、本屋大賞とったので、映画かドラマかアニメといった展開があると思うのですが、これ実写だと難しくない?と思いました。

最近ボクは自分がHSP(Highly sensitive person)と知ったのですが、この主人公もまさにHSPのソレ。分かる。痛いほどにこの主人公の気持ちが分かる。それ故に、この心情描画が、おそらく普通の人には余分なことに感じられないか?と心配になります。多分大幅にカットされそうな……。これは本で読んでほしいなぁ。